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[report]5/23「ごろすけ ほぅほぅ」その1

見上げると、おおきなおおきな朴の葉に初夏の空が透けている。

芳醇な香りがふぁ〜っと鼻までおりてくる。

「あの葉でおべんとうを包みたい」

「朴のお花を摘んでお茶をいれたい」

思い出す、村に移り住んで初めて食べた「ほがしわべんとう」を。

村のおばあちゃんが作ってくれた。

あまじょっぱいきな粉、

葉っぱの香りがご飯にうつって、

それはそれは美味しかった。

おばぁさんが作ってくれた「ほがしわべんとう」を田植えや茶摘み、学校帰りのおやつに持ってったんだよと。

新緑のめぐみにありがたくご飯を包む。

この地域で受け継がれてきた風景のひとつ。


「どうやったら届くかな?」


「肩車する!」

「ハシゴ!」

村の幸司朗さんが高枝切りバサミを伸ばしてくれて、

やっと届いた。

7枚の朴の葉が伸びる枝を手にしたこどもたち。

「とっても大きいね。みんなの顔より大きい!」

「ふぅわ ふぅわ」

まるで鳥の羽のように葉を仰ぐ。

「お腹すいた!」

朴の葉にご飯を包みます。

ここにあるもので。

思い思いのお弁当ができあがり。

頬張るお顔が並びました。

つづく。



2026年5月23日 「親子で五感のねっこを育む『ごろすけ ほぅほぅ』」
写真 望月小夜加 @sayakamochizuki

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