昨秋実施した「地奏 vol.2 -CHISOU- ASUKA」2日間のプログラムが52分28秒の映像になりました。こちらよりご覧いただけたら嬉しいです。↓
以下、CHISOU公式サイト https://narapu-chisou.jp/reports/2022/2341/ より
実験的な音響空間の設計やオリジナルスピーカーを制作するlistude(鶴林万平+鶴林安奈)と、耳を澄まし音を聴くことで身体感覚・想像をひらいていく「音さんぽ」を行う岩田茉莉江によるプロジェクト「地奏vol.2 -CHISOU- ASUKA」を、2021年11月に実施しました。
「地奏 -CHISOU-」とは、その場、その時でしか生まれない音を通じて、土地に積み重ねられた層と感覚の広がりを体験するプロジェクトです。2021年2月に奈良県宇陀市を舞台に開催されたvol.1に続き、今回は奈良県明日香村にて開催しました。
参加者は「まち歩き」「食」「音楽ライブ」からなる2日間のプログラムの中で、古代から紡がれる飛鳥の土地や歴史の視点を交えながら、自らの耳/身体/感覚を開き、そこに立ち上がる音風景に触れていきます。
大化の改新により律令国家の建設を始めた飛鳥の地では、法や政治の整備が進み、時間やものの価値に対する客観的な指標が多く誕生しました。人々の感覚は「感情」と「理性」の間で大きく揺れ動いたことでしょう。そのような古代の大都会の痕跡を多く残し、現代では自然豊かな農村の風景により郷愁をもたらす明日香村。オーバーレイされた時間と空間を「音」を通して体験する2日間となりました。
主催:奈良県立大学
企画:listude、岩田茉莉江
運営:実践型アートマネジメント人材育成プログラム CHISOU プログラム1「感覚」プロジェクトメンバー[奥山祐、かとうあつこ、中川なつみ、平田孝文、藤丸孝太郎、馬淵悠美、三宅啓暉、椋田侑馬]
演奏:オオルタイチ
料理:プルイェ
動画撮影・編集:片山達貴
協力:飛鳥坐神社、明日香村教育委員会、明日香村役場、奈良県立万葉文化館
助成:令和3年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業