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[report]2024.11.16「耳をひらき 音で遊ぶ 音さんぽ」in はならぁと 田原地区


ここは元茶畑の丘。シンボルツリーのくぬぎさんへ!

小雨。そして時折、生ぬるい強い風がばぁぁああぁ////

森を渡ってくる。丘を上がってくる!なんて気持ちいい!

ここで天を仰ぐ。

すると、いつぶりだろう こども以来?!

雨粒が顔にぽつ  ぽ つ  ぽつ 

顔に紅葉がひらはらひら



ちょうど尾根にある萱の中に寝転ぶ。

右からは強い風。左は穏やか。

’こえの自己紹介’

「中学校のグラウンド。音を聴く場だった。色んな木々に囲まれている」

「ありったけの傘を重ねてドームを作って遊んだな。雨粒が入ってこないくらいに」

「岩がゴツゴツ。川を流れる。田んぼにひいた水が流れる 水音」

「石が転がったり 鳥の囀り 自然のリズムを感じる」

「猫が絨毯をひっかく音 乾いたものを食べるコリッコリ」

「雨粒の音 遠くの街の音 そして おじいちゃんが薪を割る お母さんが洗濯物を干す音風景」

それぞれのこころの中の音風景に遭遇できた。


ダンダン田んぼへ。

目を閉じて歩く。

川のせせらぎが聞こえてくる。

林のトンネルに差し掛かる。すると・・・空から鳥の歌声が降ってくる。



瓦道を行くと・・

足元には筆竜胆の群生。美しい!

田向こうに色んな黄色に彩る葉たち。

「怖かったけど安心して歩ける気持ちに途中から変わった」

そしてどっぷり森の中へ。

獣道だ!

「迷ったら尾根を歩く」

村人の言葉を思い出す

その先、ばっと明るくなり茶畑に出る。

佐和さんが出迎えてくれてほっとする。

茶畑で耳すます👂





熊笹布団に寝転ぶ。

佐和さんの想いを聴いて、この茶畑でとれたお茶を淹れていただく。

うつぎさんの晩秋の音風景を表現された和菓子。

深まる秋から冬へ、幾つもの音が重なる層を味わう。

麻の実一粒は微かなる虫の音◯



「感覚がひらいた後に食べると、味わいに意識が広がる」

「雨を顔に当てるという初めての経験。肌に当たる風と、木の葉っぱの音で雨粒・・・いっこいっこの音に集中していって、雨粒もいっこいっこに生物感じるようになった。

輪廻転生しながら雨粒の一つ 一つ になりたいと思います。」

「いろんな生き物がいると感じた。聴けるもの全部ここに表現できたらいいなと描いた。」

「丘の上で『ぼごそっと言ってばさっと落ちた音』。 色々な道を歩いて、背中に当てた手。音と同時に色んなものを味わって、一緒に聴いてたものを描いた。音は葉っぱか何かが落ちた音。1回だけ。」

「丘で寝る時にかやの立てかけてある中で寝て、半分すごい風の音で、こっちは普通。道中目を瞑って歩くところ、前半に明るいところから暗い地道に行く感じ、開けて茶畑。みんな入っていった時に斜めになった感じ、みんなが潜り混んでいるときに私は立ち上がって、みんながいなくなっている。

起き上がるところも面白い。雨粒の葉っぱからパラパラ〜風も強くなるので迫力ある音を鳴らします。」

即興演奏のとき。

雨が上がる。

森向こうの空の雲の流れがびゆんびゆん速い。

風の中にいた

くるくるくるまわっている


みなさんで奏でた音

こちらからお聴きください🎧

雨が強く降ってきた開始直前。どうしよう。。
「これまでの下見のイメージを捨て、即興で音さんぽしよう!」

伝えたいことは強くもった。

イメージした音さんぽとは全く違う音さんぽになった。

雨風のおかげで想像を超えていった。

サポートしてくださった地元のみなさま、田原cha茶chaアートカーニバルのみなさま、奈良・町家の芸術祭 HANARART 実行委員会のみなさま、想ってくださったみなさま、本当にありがとうございました。佐和さんとのコラボレーションにより、おかげさまで新しい音さんぽが生まれました。

#田原cha茶chaアートカーニバル#はならぁと#奈良#おとたまり #音さんぽ

photo:前川俊介(13,14,16,18,24,25枚目以外)

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