私が鎌倉・材木座を歩き続けて3日目。ワークショップの朝を迎えました。
夜中から降り続けた雨がまだ残りて、
小雨が降り注ぐ
何とも言えない しっとりとした 春と夏の合間のある日。
今回のルートはこんな感じに。宇治さんのガイドで歩みゆきます。
タブの木公園でstart 「みなさん おはようございます!」
ここは材木座。
材木座の由来はね・・・とおもしろくわしい宇治さんならではの解説がはじまります。
みなの笑い声がタブの木公園に響きます。
まずは、耳の体操。
・・・・
しばらく材木座を歩いて、海岸を経て、六角の井(矢の根の井)を経て、正覚寺の上にある住吉神社へ。
ここは自然の地形をうまくいかした山城の址です。
鎌倉ならではのまぁるい階段石をのぼります。
登りきると・・・ドクダミ香る小スペース。 周囲は鬱蒼と木々やシダ植物が茂っています。
こんなまっくらなトンネルがあったりして。奥まで行ってみると、行き止まりだったけど、昔はぼんぼん畑へつながっていたそうな。
はぁ 澄んでるね。
この場でみみすます。 地面から 空から 海から 木から 泉から の音。
きこえた音をsound cardに書き留める。
sound cardを布地図にならべてみる。 左手が泉、ぼんぼん畑へと続くトンネル、真ん中に江の島を臨む社、右手に大木。
sound spot がこんなに!
そして次はsound spotにて音もよう描き。
あなたの耳はどこ?
そして、 各自がきいた音を表現するための楽器選び。 色々あって愉しい。
自ずと小瓶に水と貝を入れて作る人がいたり、ボディパーカッションのように体をならす人もいて。
●●●音もようと楽器を紹介
●彼の音もようは独特。静かな静寂をあらわしている。(笛のような楽器に息をふきこんで静かなる音を奏でます。)
●彼の音もようは 波とを空を意味している。雲が多い。空が海と融合して波になると。(ゆっくりカリンバで奏でます。)
●彼女がきいたのは多様な音だった。
しーんとしている中で、ぽたっ ぽたっ と はねるような音。カラスの音、ぴぴぴ ぴぴぴとかわいい鳥の音。
黒い波波はちっちゃい5mmくらいの虫が歩いたのをたどった。 ふぅって吹いてしまってとんじゃったの。
いろんな水の音と周りの音があって、 緑の「さー」っという音が威厳のあるような感じがしたので黒を混ぜた。
(アフリカの民族楽器「アサラト」で奏でます。)
●鳥の鳴き声上空から(彼女は竹筒に小鈴と石を入れてその音もようを奏でます)
●みどりのシャワー 雨のようにきこえる。 彼は自分で緑の葉をゆらして落ちてくる雫の音をきいたのだ。(その時だけはまわりの音は忘れるような気がする。「だー」っと上から降ってくるような感じでモダマの実を振ってならします)
ここに書ききれないくらい、一人一人の感性とその表現に息をのむばかり。
一
そしてみなが聴いたそこかしこの位置について、始まる。
奏でられる音たちと、その土地の音がとけこむ。
絶妙に織りなされる音をただただ聴けたのは、私だけだったけど…それはそれはすばらしい。
みんなにきいてもらいたかった。
波の音も想像しながら… listen here→♪ (音もようをみて聴くとまたイメージが広がります。)
「忘れていた感覚を取り戻せた」とちよさん。 嬉しい感想をシェアしながら、
guesthouse亀時間さんで、お昼ごはん。そして おいしい teatime。
ごちそうさまでした。
オーナーのまささんがムビラを聴かせてくれました。
その夜、私は名古屋に帰って まだ小降りの中、自転車で家へ帰る途中、
ムビラみたいにきこえた雨音が忘れられません。 耳に水が通って、すきとおったままのような感覚が続いていました。
みなさん、各地から参加してくださって、ありがとうございました。
次は秋と空気がしんとする冬の合間に また いっしょに 音さんぽ しましょう。
Thanks to
guide:ソンベカフェオーナー宇治さん
cordinate:トラジションタウン鎌倉のかとち、すずまゆ
cafe:亀時間さん
report:オルタナS 編集長 猪鹿倉さんhttp://www.alterna.co.jp/5969
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いただいた参加費の一部を
仲間が活動する トモノテ(東日本大震災の被害を受け、孤立地区のサポートや復興支援を行うプロジェクト)に送らせていただきました。
被災地の復興を願っています。。