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『おとたまり − 奈良の音もよう』2015制作風景

過去の作品を紹介します。その4

2015年の春、私は2年の東京暮らしを終え、奈良に戻ってきました。

戻ってきたとはいえ、春日さんや大仏さんのご近所、奈良市内に住むのは初めて。このまちで、奈良で活動されている方々、場所にどんどん出会いました。何せ10年ぶりなので、こんなに若い方や県外から来られた方が色んな動きを生み出しているとは・・・私は浦島太郎状態 ぽわわわん◎

奈良アートプロムの津嘉山さんとは初対面で音について話したこと(2分くらいしかしゃべっていない!)がきっかけとなり、奈良町にある町家「にぎわいの家」で展示する機会をいただきました。

奈良町にぎわいの家では、町家の特徴的な建築様式のひとつ、つし二階にてアート展を実施して“音” にまつわるアートを発信するという企画で、その第一弾と第三弾を担当させていただきました。

まずは、第一弾の制作風景から。

奈良市内に住み始め、発見ならぬ発聴したいくつかのお気に入りのフィールドへ

秋、自転車で向かいました。

そこで一日中、音をきき、きき、描きました。

音をからだ全体で吸収し、目を閉じると目の上辺りに浮かぶもようを消えないないうちに素早く!手を動かします。ある時は、そこにある野の素材をちょっといただいて指で紙になぞるように。

 

近所のお気に入り、佐保川

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露草でかもの飛び立つ水音DSCN5426

奈良豆彦神社 大樹の下でDSCN5424

平城宮跡 秋のそら

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すすき野に寝ころんでDSCN5442鳥がとぶ 正面に若草山。DSCN6131水上池で秋祭りの音が神社に入っていくのを聞き届けて・・・よし、あの木の下で描こう!DSCN5449

この実でDSCN5452

自転車でどんどん進むと古墳のまわりのジャングル あら〜芭蕉DSCN5457

夢中になって描いてたら夕焼けやDSCN5464 DSCN5461

ここはここは春日山原始林DSCN5890

遊びで影をなぞってみたりDSCN5873さてさて、どんな音がきこえていて、どんなもようになったんでしょう!??

—つづく

 

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