[report ]2023.9.30耳をひらき 音で遊ぶ 音さんぽ
十五夜の明かりを浴びた翌日🌕 初めての方達と村の初めてのフィールドへ。
十五夜の明かりを浴びた翌日🌕 初めての方達と村の初めてのフィールドへ。
「地奏 -CHISOU-」とは、その場、その時でしか生まれない音を通じて、土地に積み重ねられた層と感覚の広がりを体験するプロジェクトです。今年2月に奈良県宇陀市を舞台に開催されたvol.1に続き、今秋vol.2を奈良県明日香村にて開催します。
ずだどーーーーん!!!!3年前、首切り地蔵のそばの大杉が倒れた。
「今日はWonderland や!」 朝、自分の声が空から降ってきて目が覚めた。
気付けば17年続いている「おとたまり」のこと、読売新聞奈良支局の迫直往記者に取材していただきました。二十歳の音の出会い~音さんぽ~今暮らす奈良の音絵のことまで書いていただいています。
コロナを機にいろいろ考えながら、むくむくと「音さんぽ」やりたい思いが募り、さんむい冬が来る前にこの村でひらきます。こころよりお待ちしています。
樹齢約600年、首切り地蔵大杉の倒木から始まる物語
小さい頃から聴いていたからかな。 大人になって これを聴くと 安らぐようになっていった。 だいすきな音。 2020年 8月17日 三日月 4:45 録音 そして マイクを置いたまま、村を練り歩いた。 お家のそばにある細い道を茶畑の方に向かってずんずん登っていく。 湧き水桶を通り、 おばあちゃん家の漬物小屋のにおい、 クチナシの香り、 青い柿のにおい、まざりまざったこの感じ。 目を閉じるとぎゅーーーっと胸がしめつけられるほど、懐かしい。夏休みの千葉のおばあちゃんち。 細い道をぬけると、 真っ赤な太陽が現れようと神野山の向こうの稜線が焼けている。 こんな感動から始まる一日は幻想的で別世界。 何度でも早起きしたい。 早朝音さんぽしたい。 いい心地を抱えてまた眠る。 夢だったのかな。 いや、夜明け前に起きたら何度でも。 ここにはある。 あの頃に触れた空気。 変わらない風景が。
そんなこんな想いの詰まった音さんぽ。 ぜひ、体感しにいらしてください。
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